梅雨の合間を縫って、6月の「天晴れ会」は”山手線一周歩き”にチャレンジしました。
山手線は鉄道路線では、一周35キロ弱というこのようですが、そばの道路を歩くと40キロはゆうに越えてしまいます。
若い人で歩いている人は、1日で歩き切るようですが、我々高齢者は時間に縛られること無く、如何に多くの珍しいものや、変なモノをみつけて楽しむかが最大の目的です。
時間だけは十二分に余っていますので、ゆとりを楽しむことが最大の目的と言っても過言ではありません。
さてスタートは「東京駅」、6月15日(金)午前9時集合。
参加者は「オジサン8人」写真を見て誰だか、見当をつけてください。
名前が判ったからと言って、おまけも何もありませんので悪しからず。
ここから時計回りに歩き始めました。
何処まで行けるかは、足に聞いて見なければ判りません。
この集まりは行けるところまで行く、途中でイヤになった人は勝手に帰る。
「来るもの拒まず、去るもの追わず」をモットーにしています。
東京駅からガードに沿って有楽町に向かうと、先ず目に入ってくるのが、「はとバス」の集合地、沢山の黄色いバスが集まっています。
その先は「ガード下」の食べ物屋・飲み屋、インターナショナルと言う言葉はここのためにあるかと思えるほどにある。
日本・イタリア・中国・韓国・インド・台湾・バングラデシュ・イラン、などなどこれでもかと言うくらいに多くの飲食店が、頑張っています。
新橋を過ぎると急に高層ビル街の「汐留」、ここは打って変わって人の匂いが希薄な、無機質ビル群ここはどこ?と考えてしまいそうである。
その中にイタリア・シエナを、模したような所があった。
広場を中心に周りを囲んだビル群が、明らかにイタリアを模して建てられている。
我々オジサン8人はいかにも場違い、どう贔屓目に見ても、どうにも浮いていると言わざるを得ない。
そうこうするうちに貿易センタービルが目に入った、この浜松町界隈も海側は高層ビルばかり、もうあまり縁が無くなったおじさん達は次の田町に向かう。
四方さんはこの地でサラリーマン人生の殆んどを過ごしたので、何処にどんな店があって何が美味いか知り尽くしている。
きっと何か話があるだろうと思っている間に、どんどん先に進み気がつくと”品川駅”丁度お昼時、誰かが言っていた「品川プリンスホテル1F」の和食バイキング1200円、ここに吸い込まれていった。
8人は一緒に入れる店を探すことは大変なので、ここは納得。
結構色々な品物があって、みなさん次から次に持ってきて食べる・食べる、中には朝飯を食べていないなんて猛者も居て、食事だけでなくデザートの甘いもの、アイスクリーム・コーヒーまで、さすがにこれ以上は無理と言うまでまるで欠食児童(この言葉は死語?)のように、アフリカの飢餓を忘れて時間を過ごしました。
心配したのはもうこれで帰ろう、と言い出すのではないかということでした。
幸い歩き出すことになり、北品川では「旧東海道」の一部に足を踏み入れ、超高級億ション「御殿山ヒルズ」の敷地を見て、大崎駅へ向かう。
大崎駅は殆んどの人が行ったことのない町、工場街だったところが最開発されて、オフィス・マンションの新市街になっている。
次は「五反田駅」昔遊びに行った人もあるようだが、「今は昔」殆んど素通りして目黒駅に向かう。
ここから線路に沿う道があって「日の丸自動車教習場」を過ぎると「恵比寿駅」はもうすぐだ。
途中でクラチさんが、昔流行った曲で「アメリカ橋」と言うのがあった、と言い出したが、知っている人、知らない人共存したが、目黒駅で聞いて存在が判った。
この曲は狩人が唄った曲で、その橋詰に説明版があったので、写真を載せておく。
さていよいよ「恵比寿ガーデンプレイス」に到着、みんなの目は何だかぎらついてきた、絞りたてのビールは何処で飲めるのか?
レストランのお嬢さんに執拗に聞く、彼女はあまりよく知らないようだ。
やっと他の人に聞いて、その在りかを探り当て一目散に向かう。
時間は午後4時店の中はひっそりとしている。
これならおじさん8人、少々大きな声で話しても大丈夫、初めに注文するのは、「おじょうさん、エビス生」の生き生きとした声である。
このあとはいつものあまり代わり映えしない話で、この場に書くようなことは一つもありません。
話し疲れて店を出る頃には、今日はここ「恵比寿駅」までということで、次回のスタートはここからに決定。
梅雨のこの頃のこと、次回はいつになるかは判りませんが、次の珍道中をお楽しみにしてください。
2012/6/16 武蔵国住人 宇田記す。
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