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まつたけ復活させ隊400回記念開催(H25.8.2)

岩倉で3711会のメンバーが参加しているまつたけ復活させ隊の活動を報告します。

 以下代表の吉村文彦君のご挨拶

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 我々のKey Wordsは、まつたけ、まったけ、松茸、マツタケそしてTrocholoma matsutakeと里山である。放置里山山林の土壌は富栄養化し、マツタケどころかアカマツの生活も不可能な状態である。従ってマツタケのために、健康なアカマツ林を取り戻す作業に取り組んでいる。また、材生産オンリー林業から里山の立体的通年利用による山の活用を模索している。遅々として進まないが、葉わさびやモミジガサやコゴミなど山菜の林間栽培の可能性を探っている。

 

少しオーヴァーに言えば、私たちは、新しい林業観の創成を担うという気概をもってマツタケ山づくりに取り組んでいる。これが我々の基本的立場だ。

 

 この運動は、2005年6月16日にまつたけ十字軍運動として、近代的マツタケ学発祥の地ともいえる京都市左京区岩倉尼吹山近くの自称香川山(京都市左京区岩倉村松町138-20)で産声を上げた。

 

 岩手県岩泉町にあった岩泉まつたけ研究所の在任期間が終わりを迎えようとする2004年9月に、15年間のマツタケの生理生態的研究を【ここまで来た!まつたけ栽培】にまとめて(株)トロントから出版した。その16ページに“まつたけ十字軍”運動などによって、里山をめぐる新しいエネルギーを生む活動を提唱している。

 

 言い放しでは済まされない。早く取りかかりたい気持ちであったが、まずはフィールドがなくてはならない。活動を開始するにはそれなりの準備も必要だ。京都に戻ったのは2005年4月の終わりである。活動は、来年の春からと考えていた。ところが、京都新聞の女性記者Otさんに背中を強く押され、走りながら準備をすることになった。

 

 近畿一帯の山には、マツタケの発生する若い山が見つからない。とにかくアカマツ林抜きには、活動が成り立たない。幸いにも香川晴男さんから山を借りることができた(私たちが使用する水道代や電気代を出してくれている。感謝である。腎臓透析の身だがすこぶるお元気だ)。香川山は、住宅用に開発された跡地で、後背部斜面の林相は、近隣の人工ヒノキのエスケープ林が右斜面に、アカマツ林が左斜面に生育していた。マツタケ山づくりといっても松茸を食う会ではない。どのくらいの人たちが興味を持って下さるか分からない。そうこうするうちに開催初日を迎えることとなった。

 

 昨夜来の雨も集合時刻には止んだ。時には陽も差す蒸し暑い梅雨空であった。ともかく、フィールドワークで一番いやなことをまぬかれた。ラッキー!だ。新聞やラジオやテレビの紹介に応えてくれた市民28名がそこにいた。 

京都府立洛北高等学校の同窓生の皆さんや3711会の仲間たちも応援に来てくれた.本当にまぶしく見えた.

 

 市民のマツタケ山づくりが実際に始まったのである。日本で唯一、世界でも初めてである。林相ごとに作業法を決め、参加者が“林業”仕事に取りかかった。余分な木を伐り地掻きをする。大工仕事もした。物置小屋がいる。手作りした。伐った木で椅子や机をつくりもした。雨の日も雪の日も活動できるように、チェーンソーで板も引き、屋根もつくった。放棄林のバイオマス活用にと、野菜や果樹の栽培、米作り、薪の委託製造などなどと仲間の発案でなされるようになった。香川山整備が終わるころ、地元岩倉の玉城さんや澤田さんから山の提供があった。ありがたかった。好評の昼食づくりも始まった。煮炊き用の窯も有り合わせのものでつくった。ニホンジカ、ニホンザルやカラスなどの被害対策で畑には柵を設けた。山づくり作業も各班が自分で予定を組んで行うようになっていった。

 

陶芸班も生まれ、ニホンミツバチも飼育している。

この日も朝から夜遅くまでかかって我々が作った陶器の本焼きをしました。

1230℃から1250℃近くまで窯の温度は上がります。

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 山づくり作業班や食事当番などいろんな班が自然発生的に生まれ、素晴らしいティームワークで作業をこなすようになっていった。地域の大学との連携イヴェントもなされている。しかし、まつたけ十字軍運動というネイミングが問題になった。そこで、慣れ親しんだ事業名をまつたけ復活させ隊と変えた。これは朝日新聞の女性記者Nkさんの紹介記事のタイトルである。

 

 2010年には、この活動の経緯や良いところや面白いところ苦悩などと参加者の喜びの声をまとめて、【まつたけ復活させ隊の仲間たち】を高文研から出版した。この運動をのぞき見できる。一度御覧くださるようお願い上げます。

 

 よく質問を受ける。「ここまで来ると思っていましたか?」。正直言って、この質問の意味がよく分からない。必要ないものは淘汰されつぶれるものだと思っている。「必要がない運動といいたいのかい!」と聞きかえしたいくらいだ。

 

 里山が再生され維持できる体制、すなわち里山がものを生産・加工・販売できる場になれば、この日本から里山再生運動は必要なくなる。そのとき、この運動は褒め称えられて終わりとなるだろう。あるいは、今、里山林はっきりと進行中なのだが、その土地の極相林に変わりつつある。里山という生態がこの日本からなくなれば、これまた、この活動も不要となるだろう。そうならないよう努力せねばならないと考えている。

 

 2013年7月27日、活動は399回を通過した。番外活動もあるがそれを除いて、延べ参加者は16325人である。1回の参加者は41人、こりゃすごい! 今年の開催は29回で延べ888人、平均して31人である。このような活動実績を持つ森林ボランティア組織は、全国的にもまれだそうだ。

 

 しかし、この数字を見て素直に喜んでもいられないように思う。見学者とこの活動に自分の居場所をつくらなかった人たちを除くが、仲間にならなかった人たちがいることを示していると思えるからだ。できあがった素晴らしいティームワークにはじき飛ばされたのではないかと危惧したりもする。もちろん意識的確信的排除は、全くないことを承知しているが、時には、各作業班の美しい一体感が一人歩きし過ぎて、鼻につくこともある。この運動に、何か問題点がないかといつも検証するようにお願いしたい。

 

 参加すること作業することが楽しくなる今の形を維持しつつ、初心を忘れず慣れを排しおごることなく、共に500回を迎えたいものです。

 

 2013年8月2日

                              吉村 文彦

 本日参加した3711会の仲間は、榎本、岡阪、小林、三輪の4名。

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 お料理も自分たちで作ります。野菜は我々がベースキャンプで栽培した野菜

トマト、オクラ、きゅうり、なすび、スイカなどなど

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仲間が本日の400回記念に提供したお酒の数々

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400回記念ということでお肉(牛)のかたまりも串刺しにして焼き上げました。

これは本当に美味でした。

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 朝の7時30分から始めた陶器班の活動を始め、午前10時過ぎには35名ほどの仲間が集まり、400回記念イベントたのしみました。

 午後5時過ぎには約半分の仲間が帰り、残りのメンバーは夜遅くまで談笑しておりました。

 私は午後8時に岩倉のベースキャンプを後にして家路に着きました。

 文責 三輪

 

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