« 第59回京一中洛北高校同窓会総会ほか(H24.12.1(土)) | トップページ | 2012年「忘年会」!!! »

廃村八丁と品谷山(H24.12.6)

平成24年12月6日(金)廃村八丁、品谷山に登ってきました。

 今回は市君が企画されたコースで初冬の廃村八丁と品谷山を登ることでした。

  この呼びかけに参加したのは市、位田、中岡、中山、三輪の5名

  当日は未明に近畿地方を爆弾低気圧が通過し、雷とざーという音と共に雨が降り出し

驚きましたが、明け方には天候も回復しました。

 午前6時50分頃、中岡君が車で自宅に迎えに来てくれました。午前7時10分頃に上賀茂

のタナカコーヒー前であとの3人と合流し、鞍馬街道を北上しました。途中市原のコンビニ

で食料を調達しました。鞍馬から花背峠を越えて、別所、大布施を通過し、交流の森でトイ

レ休憩を入れて小休止。

  広河原を抜けて佐々里峠を目指しました。

 午前8時20分過ぎに佐々里峠に到着しました。ここはうっすらと雪化粧。

Dsc04650_2

 登山の準備をして午前8時30分に山道に入りました。

  途中道端にナメコの群生を発見しましたが、採集は帰りにしようということにしました。

Dsc04654

  午前9時13分、ダンノ峠分岐点に到着、寒い北風が強く吹いて寒い。

 

Dsc04655

Dsc04656 

午前9時30分 無名のP866m

Dsc04657

はるか遠くに愛宕山らしき山が見えました。

Dsc04658

 しばらく寒風吹きすさぶ中を歩いているとこの前に降った残雪と今朝の低気圧通過時に

積もったと思われる雪が登山道に現れてきました。我々は雪を踏みしめて登って行きまし

た。

Dsc04659
雪の上を歩くのは今冬初めての経験です。

Dsc04660

Dsc04661
午前9時55分品谷山の山頂(880.7m)に着きました。予定では佐々里峠の出発地点から約90分で午前10時頃到着することになっていました。

 

Dsc04662 
この三角点は二等の表示がありました。

Dsc04663
品谷山二等三角点の前で記念写真

しばらく小休止を入れたあと次の目的地に向かいました。

アップダウンを2回ほど繰り返し、なめこを探して採集しながら品谷峠へ

Dsc04664午前10時25分に品谷峠に着きました。

 

Dsc04665

品谷峠からは廃村八丁へとスモモ谷を降りました。

Dsc04666
足元には残雪

 

Dsc04667植林地帯を通過しましたが、この中は光があまり入らないので薄暗い。

Dsc04668

 一方、落葉した後の林は明るい。下は落ち葉でいっぱい。

Dsc04669谷底を歩くコースなので何度か小川を渡らなければなりません。

Dsc04670
午前11時20分廃村八丁に到着しました。

廃村八丁の歴史

 明治11年9月最終的に上弓削村と佐々里村との境界が決定するまで実に600年くらい争いの歴史であった1682年公儀の御留山として立入りが禁じられた。元禄14年(1701年)周山村吉太夫の請負山となり上弓削村から3名と広河原村から2名が炭焼を職とし、1町5反3畝の新畑を開き住居、1743年上弓削村の請負山となり、5戸の者も上弓削村の山番として定住してきたが、明治維新になって佐々里村から八丁山払下げ願いが出され、これを聞いた上弓削村も直ちに払下げを嘆願した。山番5戸を味方にした上弓削村領と決め、和済が成立した。

 明治33年には博習校の分校も設けられ8人の児童に先生1人が教鞭をとった。昭和8年の冬、大雪に遭って食料が欠乏し病人が出ても医者の便もなく、さんざんな目にあった所から村をあげて山をあとに平地にさがり、昭和11年に廃村となった。

Dsc04671

Dsc04672
我々一行5名はここで昼食を採ることにしまいた。廃村八丁の残った山小屋の前の広場での昼食タイム

Dsc04674
我々が持参した弁当のほかに中岡君と位田君がラーメンとワンタンメンを作ってくれました。一同大変美味しく戴くことができました。

Dsc04675

Dsc04676 食後は中山君が用意してくれたコーヒーと市君のケーキでくつろぎのひととき。

午後0時25分頃まで昼食休憩を取ったあと、我々は廃村八丁をあとにしました。

Dsc04677
午後0時30分刑部谷を遡上して刑部滝へ

Dsc04678

Dsc04679

Dsc04680

沢歩きのため、何回も川を渡渉しなければなりません。

Dsc04681
この辺りは崖が多く切り立っており地面が隆起したり、断層となっている所が見受けられます。

Dsc04682

Dsc04684午後1時7分、刑部滝が見えてきました。

Dsc04685

午後1時10分頃から刑部滝の上に出る迂回ルートを急登攀することになりました。

これが誠に急な斜面でロープにつかまりながら登らないといけない上級コース。

それでも15分ほどかけて全員がこのコースをクリアしてなだらかな尾根道に辿り着くことができました。

午後1時25分、ここはしゃくなげの群生地で5月上旬には見事な花が咲くなと思いながらダンノ峠を目指して歩きました。

Dsc04686_2

Dsc04687
午後1時35分ダンノ峠道と四郎五郎峠道への分岐点に到着。

 

Dsc04688午後1時37分、同志社大学の山小屋前を通過

Dsc04689見事な猿の腰掛です、

 

Dsc04690

Dsc04691
午後1時44分ダンノ峠への道を登ります。

 

Dsc04692午後2時頃にダンノ峠に到着

Dsc04693

ここからは朝通過した品谷山へのルートの途中にある分岐点を目指します。ルートの右側に鹿避けネットが張りマグされており、これに沿って登ったり降ったりを繰り返しながら分岐点を目指しました。

Dsc04694

Dsc04695
午後2時30分

Dsc04696午後2時35分、

朝通った品谷山への分岐点に戻ってきました。

Dsc04697日も大分傾いてきています。

Dsc04699

Dsc04700

午後2時41分

この日に参加した全員の記念写真よく頑張りました。

Dsc04701午後3時、朝見つけておいたなめこの群生を探して、収穫しながら下山を急ぐ。

Dsc04703
午後3時15分この前を通過

Dsc04702

Dsc04704

Dsc04705午後3時18分

夕暮れ迫る佐々里峠の室堂の中でこの日収穫したなめこの山分け作業をしました。

午後3時30分過ぎには佐々里峠を出発、家路に着きました。

 このナメコはみそ汁やオロシ大根で食べましたが誠に美味でした。

 文責 三輪

|

« 第59回京一中洛北高校同窓会総会ほか(H24.12.1(土)) | トップページ | 2012年「忘年会」!!! »

テントウ虫の会」カテゴリの記事

コメント

刑部の滝の巻き道はもう一つあったのでした。山と渓谷社のガイドブック『京都府の山』によりますと、滝の下で刑部谷と合流している奈良谷(右手の谷)にそって少し遡ると、シャクナゲの尾根に登る、ジグザグ道があるようです。我々もシャクナゲの尾根で、この道との合流点を確認しました。このブログを見て八丁を歩こうと思われる方はこちらの道を選ばれた方が楽と思います。(^_^;)

投稿: 市 忠顕 | 2012年12月 9日 (日) 10時09分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 廃村八丁と品谷山(H24.12.6):

« 第59回京一中洛北高校同窓会総会ほか(H24.12.1(土)) | トップページ | 2012年「忘年会」!!! »